• GCC事務局長はOPECプラス内におけるロシアとの協力関係は、石油市場に良い影響をもたらすと発言

アラブニュース

モスクワ：10日に発表された湾岸協力理事会（GCC）とロシアの共同声明の中で、湾岸諸国とロシアの閣僚は、世界中で平和、安全、安定、繁栄を達成するために、協調して努力する重要性を強調した。

声明は、モスクワで開催されたGCC諸国とロシアとの間の第6回合同閣僚級戦略対話会合後に発表された。

GCCのジャシム・アル・ブダイウィ事務局長は、GCC諸国はあらゆる形でロシアとの協力関係を強化する意欲があると述べた。

双方が声明の中で、世界経済を支え、世界の石油市場の安定を維持することの重要性を強調した。

湾岸諸国とロシアはまた、この点においてOPECプラス諸国の取り組みが成功していること称賛し、世界経済の利益に資する形でOPECプラスの合意を遵守するためには、すべての参加国が継続して協力する必要があるとした。

GCC事務局長はOPECプラス内におけるロシアとの協力関係は、石油市場に良い影響があると述べた。

アル・ブダイウィGCC事務局長は、ロシア・ウクライナ戦争に関するGCCの見解は、国連で確立された条約や原則と一致していると述べた。

同事務局長は、湾岸アラブ諸国は国家の内政不干渉という国連の原則と、戦争を終結させるためのありとあらゆる仲裁の取り組みを支持すると付け加えた。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ロシアは湾岸諸国とイランとの間の親善回復とアラブ連盟へのシリアの復帰を歓迎すると表明した。

同外相は、「我が国はシリアの統一と領土における主権に関して、湾岸諸国と統一した見解をとっており、アラブ連盟へのシリアの復帰は湾岸地域に良い影響を与えている」と述べた。

同外相はまた、スーダンとイエメンにおける危機の解決策を見つける必要性を強調し、「我が国は、イエメンにおける危機を終結させ、包括的な国民的対話を開始しようとする湾岸諸国の取り組みを歓迎する」と付け加えた。